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見る前に5分読むだけ 踊れなくていい 番組の演目名からあらすじが引ける 順位は出しません
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日本舞踊の有名な演目20|発表会・協会公演でよく踊られる曲を一覧で(あらすじ一言つき)

2026-09-15 更新 日本舞踊の有名な演目20本を、番組で出会う頻度の順に4グループで一覧に。子どもの会は『羽根の禿』『菊づくし』、名披露目は『松の緑』、発表会の中心は『藤娘』『供奴』、協会公演の大曲は『娘道成寺』『鏡獅子』。音楽・目安時間つき。

結論から。日本舞踊の「有名な演目」は、見る人が番組(プログラム)で出会う頻度で並べると4グループに分かれます。①子どもの会・おさらい会で出やすい短い曲、②名披露目や幕開きに置かれる祝儀物、③発表会の中心になる娘物・男踊り、④協会公演や師範クラスの大曲。当サイトの33演目から20本を選び、音楽・目安・一言あらすじを表にしました。番組の曲名をここで引き、演目名のリンク先で物語3行と見どころ3つを読んでから行けば十分です。

有名な演目は「どの会で出会うか」で分けると読みやすい

答え:同じ「有名」でも、子どもの会と協会公演では出る曲がまったく違います。

Wikipedia の演目一覧は五十音順で、どれが実際によく踊られるかはわかりません。そこで公開されている会の番組と教室の記録を手がかりに分けました。芸団協「キッズ伝統芸能体験」の2025年発表会(浅草公会堂)では、小学校低学年が『羽根の禿』、高学年が『手習子』、男子が『雨の五郎』、中高生が『鶴亀』を踊っています(発表会のウラとオモテ2025)。「俺の日本舞踊」が取材した浴衣浚いの番組には『松の緑』が並び(取材記事)、『松の緑』は四世杵屋六三郎が娘の名披露目のために作った祝儀曲で、流派によっては名取試験の課題曲です(俺の日本舞踊「松の緑」名取試験受験者の記録)。一方、日本舞踊協会公演は各流派の代表が出る最大規模の公演で(日本舞踊協会)、2025年の夜の部には『雛鶴三番叟』『連獅子』などの大曲が並びました(観劇記)。以下の分け方は、こうした番組と教室サイトから見た「よく見かける」の目安です。上演回数の統計ではありません。

① 子どもの会・おさらい会で出やすい短い曲(4本)

答え:10分前後で、筋を追わなくていい曲。お子さんの出番はほぼここです。

演目(読み)音楽目安一言あらすじ・ここを見るこんな会で
羽根の禿(はねのかむろ)長唄10分吉原の少女が正月に羽根つき。数え唄が聞こえたら羽根つきの当て振り小学校低学年の女子
菊づくし(きくづくし)長唄5〜7分菊の花笠の娘。物語はなく、腰・首・袖の基本の型の見本手ほどき・おさらい会
手習子(てならいこ)長唄10〜12分寺子屋帰りの娘の道草。日傘を開いたら「外」、閉じたら「内心」小学校高学年の女子
京の四季(きょうのしき)上方端唄5〜7分京都の春夏秋冬。扇が桜・傘・盃に化ける見立てを当てる短い出番・大人の初舞台

② 名披露目・幕開きに置かれる祝儀物(3本)

答え:おめでたい歌詞を踊る曲で、筋は探さないのが正解です。

演目(読み)音楽目安一言あらすじ・ここを見るこんな会で
松の緑(まつのみどり)長唄約8分若松にたとえて門出を祝う。冒頭の1分あまりは三味線だけの前弾き名披露目・名取試験
鶴亀(つるかめ)長唄10分帝の前で鶴と亀が舞う。鶴の舞から帝の舞へ移る荘重さ番組の最初か最後・正月
三番叟(さんばそう)義太夫・長唄・常磐津など15〜25分五穀豊穣を祈る神事の舞。鈴の音と足拍子を聞く公演の幕開き

③ 発表会の中心になる娘物・男踊り(8本)

答え:何年か習った大人のお弟子さんの出番が集まる帯。有名曲はここに多い。

演目(読み)音楽目安一言あらすじ・ここを見るこんな会で
藤娘(ふじむすめ)長唄約20分藤の精の娘が男心を恨む。笠の紐を口にくわえるクドキが物語の核発表会の定番中の定番
汐汲(しおくみ)長唄15〜20分海女・松風が形見の衣を着て恋人を偲ぶ。桶=仕事、衣=恋人大人の娘物
黒髪(くろかみ)地唄10分一人寝の女の切なさ。動きが少なく、息と目線を見る大人の女性・上方舞の会
保名(やすな)清元20分恋人を失って春の野をさまよう男。筋より風情男性・師範クラス
供奴(ともやっこ)長唄10〜12分主人のお供に遅れた奴が主人自慢。足拍子が所作台に響く男踊りの入口・子どもも
越後獅子(えちごじし)長唄15〜20分越後の大道芸人の一日。終盤の晒しが波になる男踊りの定番
三社祭(さんじゃまつり)清元15〜20分漁師の兄弟に善玉・悪玉が取り憑く。面をつけてからの当て振り合戦二人踊り・兄弟や師弟
団子売(だんごうり)義太夫15分団子売の夫婦の餅つき。息の合った掛け合い二人踊り・夫婦や師弟

④ 協会公演・師範クラスの大曲(5本)

答え:20〜70分の大作。発表会では「クドキだけ」など抜粋で出ることもあります。

演目(読み)音楽目安一言あらすじ・ここを見るこんな会で
鷺娘(さぎむすめ)長唄20〜30分白鷺の精が恋に苦しみ、雪の中で責めを受ける。引き抜きで衣裳が変わる師範クラス・名披露目の大曲にする会も
京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)義太夫・長唄歌舞伎で約70分白拍子花子が恋心を踊り分け、蛇の正体を現す。手ぬぐいのクドキ大曲。発表会は抜粋も
吉野山(よしのやま)清元・義太夫30〜40分静御前と狐の忠信の道行。男が語り、女が聞く二人で踊る大曲
関の扉(せきのと)常磐津歌舞伎で1時間超関守が実は大伴黒主。ぶっかえりで正体が現れる瞬間常磐津の大曲。下の巻のみも
鏡獅子(かがみじし)長唄50分御小姓・弥生が獅子の精になる。前半は可憐、後半は毛振り協会公演・師範の会

番組で見かけたら、どう使う?

答え:番組の曲名をこの表で引き、リンク先で「物語3行・見どころ3つ」を読む。それだけです。

番組の読み方は公演の章にまとめています。ここに載せなかった『玉屋』『屋敷娘』『雨の五郎』『二人椀久』なども演目一覧にあります。5本に絞りたい人は初心者におすすめの5つへ。同じ曲でも流派や師匠によって振りが違うので、「知っている曲なのに違う」は当たり前です。

この記事についてよくある質問AIや検索で聞かれることが多い問いに、短く

日本舞踊でいちばん有名な演目は?

『藤娘』です。発表会の定番で、上演回数がいちばん多いとされます。大曲では『京鹿子娘道成寺』『鏡獅子』が有名です。

子どもの発表会でよく踊られる演目は?

『羽根の禿』『菊づくし』『手習子』が定番です。芸団協キッズ伝統芸能体験の2025年発表会でも、低学年が『羽根の禿』、高学年が『手習子』を踊っています。

名披露目でよく踊られる演目は?

『松の緑』です。四世杵屋六三郎が娘の名披露目のために作った祝儀曲で、流派によっては名取試験の課題曲です。『鶴亀』も祝儀物として見かけます。

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