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見る前に5分読むだけ 踊れなくていい 番組の演目名からあらすじが引ける 順位は出しません
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よくある質問 30の質問に短く

日本舞踊を初めて見る人・これから見に行く人からよく聞かれる質問に、短く答えます。詳しくは各リンク先へ。

初めて見に行く前に

日本舞踊を初めて見るとき、どこに注目すればいいですか?

まず「誰が何をしているか」。衣裳の色と持ち物で役を読み、演奏者(地方)の人数で音楽の種類を知る。次に曲の型(置→出→クドキ→踊り地→チラシ)で「いま物語のどこか」を追い、ゆっくりしたクドキだけは筋を追う。扇や手ぬぐいの見立てを当てるのがいちばん楽しい見方です。 → 詳しく

日本舞踊は予備知識がないと楽しめませんか?

日本舞踊協会は「まず五感で感じることが大切」と言っています。ただ、演目のあらすじと見どころを3行だけ読んでおくと、同じ舞台がまったく別のものに見えます。番組の演目名でこのサイトの演目ページを引くのが最短です。 → 詳しく

歌詞が聞き取れないのは普通ですか?

普通です。江戸〜明治の詞章は古語で、その場で聞き取るものではなく事前に読んでおくもの。名詞を3つ知っていれば、振り(当て振り)が名詞を教えてくれます。 → 詳しく

日本舞踊の公演は何分くらいかかりますか?

一曲は数分〜数十分。『松の緑』約8分、『藤娘』約20分、『娘道成寺』は歌舞伎で約70分。県の協会公演は複数流派が一曲ずつ踊り、昼夜二部制のこともあります。番組の曲数で全体の長さが読めます。 → 詳しく

日本舞踊の公演に行くときの服装は?

清潔感のある洋装・和装どちらでも。男性はジャケット、女性はワンピース程度で十分。ファー素材は避ける。「浴衣会」と明記された会は浴衣でも構いません。 → 詳しく

チケットはいくらくらいですか?

教室のおさらい会は入場無料が多く、各流派合同新春舞踊大会は全席自由3,500円、県支部公演は3,000〜6,000円、協会本部の公演は1等9,000円・2等6,000円・3等2,000円の例があります。 → 詳しく

初めて見るなら、どんな公演がおすすめですか?

教室の発表会・おさらい会(気楽で無料が多い)、解説つきの公演(国立劇場「伝統芸能の魅力」など)、県の日本舞踊協会支部公演(複数流派を一曲ずつ)。演目は『藤娘』『鷺娘』『娘道成寺』が初心者向けとして挙げられます。 → 詳しく

子どもと一緒に見に行けますか?何歳から?

県支部公演では未就学児無料・U18割引の例があります。子どもが出演する『菊づくし』『羽根の禿』は短くて見やすい。一曲10〜20分なので、飽きたら幕間に出られる席を選ぶと安心です。 → 詳しく

客席の作法

拍手はいつすればいいですか?

踊り手が決めの形で止まり、演奏が終わったときが確実です。花道の出やキメで拍手が起きたら周囲に合わせます。出典によって「終了後のみ」「キメでも可」と幅があるので、無理にリードしないのが無難。 → 詳しく

掛け声をかけてもいいですか?

掛け声(大向う)は歌舞伎の文化で、日本舞踊の公演では一般的ではありません。静かに見るのが基本です。 → 詳しく

写真や動画を撮ってもいいですか?

上演中の撮影・録音は、明確に許可された場合を除き禁止です。フラッシュなしでも避ける。国立劇場は客席の撮影も禁止。家族の出番でも同じで、記録は教室が手配していることが多いです。 → 詳しく

途中で席を立ってもいいですか?

曲と曲のあいだ(幕間)に。上演中は立たないのが作法です。出番のある家族・知人がいるなら、その20〜30分前には着席を。 → 詳しく

黒い服の人が舞台にいるのは何ですか?

後見(黒衣)です。踊り手の衣裳を替え、小道具を渡し、要らなくなった道具を消す係。「黒=見えない」という約束なので、目で追わないのが観客の作法です。 → 詳しく

舞台と番組の読み方

番組(プログラム)の「長唄」「清元」「常磐津」とは何ですか?

曲名の前に書かれる音楽の種類です。長唄・端唄・地唄は唄う「歌い物」、清元・常磐津・義太夫は語る「語り物」。長唄は大編成で笛や太鼓が入り、清元・常磐津は見台の前に少人数、義太夫は太い三味線です。 → 詳しく

番組の「花柳◯◯」「藤間◯◯」という名前は何ですか?

流派名+個人名の「名取名」です。家元から芸名を許された人(名取)が踊ります。名取まで入門から3〜5年以上、名披露目に数十万〜百数十万円かかることが多い。「その舞台に立つまでの年月」に拍手を。 → 詳しく

素踊りとは何ですか?

紋付袴や着流しで、役の衣裳をつけずに踊ること。役は体と扇で示すので技量が試される形式。祝儀物や勉強会に多い。番組に「素踊り」と注記されます。 → 詳しく

衣裳が一瞬で変わるのはどういう仕掛けですか?

「引き抜き」です。重ねて縫った衣裳の糸を後見が抜いて上の衣裳をはがす早替わり。心や役が変わる合図で、『鷺娘』『娘道成寺』『女伊達』で見られます。肩の糸を引いて正体を現すのは「ぶっかえり」。 → 詳しく

床に板が敷いてあるのはなぜですか?

所作舞台(所作台)という桧の置き舞台で、足のすべりをよくし、足拍子を響かせるため。『供奴』の足拍子はこの板あってこそです。 → 詳しく

背景に大きな松の絵があるのはどんな曲ですか?

松羽目物です。能舞台を模した背景で、能・狂言から来た曲(『連獅子』『賤機帯』など)の目印。後見は裃姿になることが多い。 → 詳しく

同じ振りばかりに見えるのですが?

曲の中盤の「踊り地」はリズム主体で意味を追わない場面。意味のある「当て振り」(歌詞をそのまま動きにする振り)はゆっくりした「クドキ」に集まります。型を知ると退屈が消えます。 → 詳しく

女の役と男の役はどう見分けますか?

肘が体に寄って足先が内向き=女の役。肘を横に張って足先が外向き=男の役。素踊りではこれが唯一の手がかりです。烏帽子・水干の男装は「白拍子」で、女性が男の役として踊ります。 → 詳しく

演目について

『藤娘』はどんな話ですか?

藤の花の精(大津絵から抜け出した娘)が藤の枝を担いで現れ、浮気な男心を笠を使ってなじり、藤音頭で酒に酔い、夕暮れに雁を眺めて帰る。特定の筋はなく、娘の恋心のいろいろ。上演回数がいちばん多い曲です。 → 詳しく

物語がまったくわからない曲があるのはなぜですか?

祝儀物(『松の緑』『鶴亀』『老松』)はめでたい詞章の「祈り」の曲で、そもそも筋がありません。『保名』のような狂乱物も「筋と関係ない詞章で風情を見せる」曲。筋を探さず、扇の技と間、演奏を楽しむのが正解です。 → 詳しく

初心者におすすめの演目は?

『藤娘』(曲の型が教科書どおり)、『鷺娘』『娘道成寺』(衣裳が変わる)、『供奴』(笑ってよい・足拍子)、『京の四季』(短く、季節を追えば全部わかる)。 → 詳しく

扇は何を表しているのですか?

見立てです。半分閉じて口元へ=盃、横にゆっくり=波、先で指す=月や遠景、ほかに刀・鏡・落ち葉。手ぬぐいは縮緬なら女心、木綿なら綱。「いま何に見立てたか」を当てるのが楽しみ方です。 → 詳しく

家族・知人が出演するとき

家族が出演する発表会に招かれました。何を準備すればいいですか?

番組の演目名でこのサイトの演目カードを読み、動画を1回見て、当日見る点を3つ決める。出番の20〜30分前に着席、撮影はしない。終演後は「おめでとうございます」と良かった場面を一つ。 → 詳しく

花や祝儀は必要ですか?相場は?

通常の公演はチケット購入だけで十分。花束は3,000〜5,000円、連名なら5,000〜10,000円が目安。楽屋見舞いは花や菓子で3,000〜5,000円相当、帰りの荷物にならないもの。記念の会でも祝儀は「あくまで任意」。 → 詳しく

終演後、踊り手に何と言えばいいですか?

「おめでとうございます」に、具体的な場面を一つ添えます。「笠の紐をくわえるところで泣きそうになった」のように。上手い下手の評価は言わない。 → 詳しく

名披露目とは何ですか?

名取になった(家元から芸名を許された)ことを披露する記念の舞台。『松の緑』などの祝儀曲を踊ります。名取料と名披露目で100〜200万円という体験談もあり、家族にとって大きな節目です。 → 詳しく

おさらい会と発表会は何が違いますか?

おさらい会(勉強会・浴衣会)は弟子たちが裏方も自分たちで担う小規模な会で入場無料が多い。発表会(本会)はかつら・衣裳・大道具・生の地方がそろう本舞台。初心者にはおさらい会のほうが気楽です。 → 詳しく

答えの根拠国立劇場「文化デジタルライブラリー 歌舞伎舞踊」、公益社団法人 日本舞踊協会、各流派の公式サイト、舞踊家・教室の公開解説。出典間で相違がある事項(拍手の位置など)は幅を持たせて書いています。