今日のドリル 読み物しるし 0 / 14 登録不要・無料・順位なし
見る前に5分読むだけ 踊れなくていい 番組の演目名からあらすじが引ける 順位は出しません
04

音を聴く 長唄・清元・常磐津・義太夫の聞き分け

歌詞が聞き取れなくても大丈夫。「唄っているか、語っているか」「三味線が高いか低いか」だけで、曲の性格が聞こえてきます。

第一段舞台の上の人と物誰が何をしているかが見える
第二段曲の型と所作物語の流れと、振りの意味が読める
第三段音を聴く唄と語り、三味線の違いが聞こえる
第四段演目を知る番組の演目名から、物語と見どころが浮かぶ

歌い物と語り物長唄・端唄/清元・常磐津・義太夫・地唄

4-1

歌い物と語り物 — まずここだけ

動画つき 読むのに約2分 まずここ
確かめた
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YouTube:machihito「長唄・清元・義太夫のうたい方 野澤松也」(1分)
ひとことで唄っているなら長唄端唄地唄(歌い物)。芝居のように語っているなら清元常磐津義太夫(語り物)。1分の動画で3つのうたい方を聞き比べる。
  • 歌い物=長唄・端唄・地唄・大和楽明るくリズミカル、風景描写が得意(長唄)。
  • 語り物=清元・常磐津・義太夫浄瑠璃の系統。人物の心理や筋を「語る」。
  • 番組に書いてある曲名の前の「長唄」「清元」がそれ。読んでから聞くと、聞こえ方が変わる。
舞台では、この順に見る
STEP 11分の動画で3つを聞き比べる2回聞く
STEP 2番組の曲名の前の言葉を見る長唄/清元/常磐津/義太夫/地唄/端唄
STEP 3客席で「唄か語りか」だけ判定する
つまずきやすいところ
  • 全部同じに聞こえる三味線の音の高さで分ける:高くて軽い=長唄、中くらい=清元・常磐津、低くて重い=義太夫。
確かめること
4-2

長唄 — 大編成で、明るく、風景を描く

動画つき 読むのに約7分 まずここ
確かめた
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YouTube:西川寛【日本舞踊】チャンネル「松の緑」(歌詞対応の章つき)
ひとことで日本舞踊の曲のいちばん多くが長唄。唄い手が横一列、三味線は細棹で高く、笛・小鼓・大鼓・太鼓が入る。『藤娘』『越後獅子』『松の緑』。
  • 細棹の三味線=音域が一番高い「明るくリズミカル」「風景描写を得意」(文化デジタルライブラリー)。
  • 前弾き=三味線だけの序奏『松の緑』は冒頭約1分15秒が前弾き。人物はまだ出ない。
  • 合方=曲の途中の長い三味線ソロ唄が止まって三味線だけになったら「踊りの技を見せる時間」。
舞台では、この順に見る
STEP 1「前弾き」の章で三味線だけを聞く1分
STEP 2唄が入った瞬間の変化を聞く
STEP 3客席で、笛と太鼓が入ったら「長唄」と判定
つまずきやすいところ
  • 歌詞が古語でわからない松の緑は「禿が太夫に育つように」という祝いの歌。筋はない。05 演目 の要点を読んでおく。
確かめること
4-3

清元と常磐津 — 高くて色っぽい/低くて骨太

動画つき 読むのに約16分 二度目に
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YouTube:神戸国際ステージサービス「あけぼの会 常磐津と清元の聴き比べ 其の一」
ひとことで見台の前に2〜3人で語るのが浄瑠璃系。清元は高い声で繊細・粋、常磐津は重厚で素朴。同じ中棹の三味線でも性格が違う。
  • 清元:高い声と繊細な節回し、哀切と色気『保名』『三社祭』『玉屋』『吉野山』。
  • 常磐津:一番硬派でスケールの大きいドラマ『関の扉』『将門』『屋敷娘』『廓八景』。舞台上で語る「出語り」。
  • 見台(譜面台)があれば浄瑠璃系地方の人数が少なく、太夫と三味線が対で座る。
舞台では、この順に見る
STEP 1動画の聴き比べを聞く16分。全部でなくてよい
STEP 2客席で、見台の有無を見る
STEP 3声が高くて艶っぽい→清元、低めで骨太→常磐津、と仮判定番組で答え合わせ
つまずきやすいところ
  • 清元と常磐津が聞き分けられない初回は無理でよい。番組で確認して「今日聞いたのが清元」と覚える。3回でわかるようになる。
確かめること
4-4

義太夫と地唄 — 太い三味線/座敷の舞

動画つき 読むのに約10分 二度目に
確かめた
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YouTube:日本伝統文化の会「地唄舞 黒髪」
ひとことで義太夫は太棹で低く重く、芝居のように語る。地唄は上方の座敷の歌で、屏風と燭台の前で扇一本の「地唄舞(上方舞)」の伴奏。『黒髪』は動かないことが表現。
  • 義太夫:太棹、太夫が情景と心理を熱く語る『団子売』『吉野山』(清元との掛合)。人形浄瑠璃から。
  • 地唄:上方の座敷歌、中棹地唄舞は屏風・燭台・扇一本。旋回とすり足が主。関東の五大流派とは体の使い方が違う。
  • 『黒髪』は動きが極端に少ない「内に抑えた女心の陰影」。動きを待たず、息と目線を見る。
舞台では、この順に見る
STEP 1『黒髪』を最初の3分だけ見る動かない踊りに慣れる
STEP 2客席で、三味線の音が低くて重ければ義太夫と仮判定
つまずきやすいところ
  • 動かない踊りが退屈10分の曲で動きは数えるほど。「次に動く瞬間」を待つ緊張が味わい。県の公演でも上方舞が出ることがあります。
確かめること

聴きどころ合方・掛け声・詞章

4-5

合方・合いの手・掛け声 — 唄が止まったとき

読むのに約3分 二度目に
確かめた
ひとことで唄が止まって三味線だけになる長い間奏が「合方」。踊りの技を見せる時間。短い間奏は「合いの手」。掛け声は歌舞伎の文化で、日本舞踊の会では一般的ではない。
  • 合方(あいかた)=聴かせどころ長唄では重要。『老松』の神舞合方・松風合方など。踊り手は扇の技を見せる。
  • 合いの手=短い間奏唄と唄のあいだの一息。
  • 掛け声(大向う)は日本舞踊では一般的でない歌舞伎では見得で屋号を掛けるが、舞踊会では静かに。拍手は曲の終わりに周囲に合わせる(06)。
舞台では、この順に見る
STEP 1客席で、唄が止まった瞬間に気づく合方の始まり
STEP 2そのあいだ踊り手の扇と足を見る
つまずきやすいところ
  • 合方が長くて退屈踊り手にとって一番技術を見せる時間。ここで「上手い」がわかる。
確かめること
4-6

詞章(歌詞)を追う — 事前に読む、が最強

動画つき 読むのに約6分 まずここ
確かめた
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YouTube:日本製鉄紀尾井ホール「邦楽探検 詞章の謎1 清元 三社祭」
ひとことで古語の歌詞は、その場で聞き取るものではなく「事前に読んでおく」もの。名詞を3つ知っていれば、当て振りが拾えて物語が見える。
  • 文化デジタルライブラリーに現代語訳つきの詞章『藤娘』など主要曲を段ごとに。無料。
  • 「俺の日本舞踊」の歌詞解説、杵屋勝壽の曲解説長唄端唄清元常磐津を多数。
  • 国立劇場の解説書、発表会のパンフレット詞章が載っていることがある。開演前に読む。
舞台では、この順に見る
STEP 1動画で「詞章の謎」の解き方を見る6分
STEP 2次の公演の演目名で 05 演目 を開き、歌詞の要点を読む名詞3つ
STEP 3当日パンフレットに詞章があれば開演前に目を通す
つまずきやすいところ
  • 読んでも意味がわからない意味より「名詞」。月・雪・舟・酒・傘。それが振りになる。
確かめること
この章を終えたら

05 演目を知る 有名な演目のあらすじと見どころ

番組に並ぶ演目名から、物語と見どころを引けるように。協会公演や発表会でよく踊られる演目を、題材の系統ごとに。
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