結論から。東京・三宅坂の国立劇場は建て替えで閉場中で、再開場の目標は2033年度です。 それでも国立劇場の舞踊公演はなくなっておらず、国立能楽堂や北とぴあ さくらホールなど、別の会場で続いています。 初めてなら、話と実演がセットになった解説つきの回から入るのがおすすめです。
国立劇場はいま、日本舞踊の公演をしている?
三宅坂の建物は閉場中ですが、国立劇場の主催する舞踊公演は別の会場で続いています。 国立劇場は「再整備期間中は様々な劇場で上演しております」と案内しています(令和8年度の国立劇場主催公演予定)。
国立劇場は2023年10月末で閉場しました。建て替えの入札が2度不成立になったため計画が見直され、文化庁は令和15(2033)年度の再開場を目指すとしています(文化庁 報道発表)。「国立劇場で見る」は、しばらくは「国立劇場が主催する公演を、別の会場で見る」という意味になります。
国立劇場の舞踊公演は、どこで見られる?
2026年度の東京の舞踊公演は、11月が国立能楽堂、2027年3月が北とぴあ さくらホールの予定です。 大阪の国立文楽劇場でも舞踊公演があります。
日付や内容は変わることがあります。あくまで発表時点の予定として、最後は公式の案内で確かめてください。
| 時期 | 公演 | 会場(最寄り駅) |
|---|---|---|
| 2026年10月17日 | 東西名流舞踊鑑賞会 | 国立文楽劇場(大阪・日本橋) |
| 2026年11月16〜17日 | お話と実演/舞の会-京阪の座敷舞- | 国立能楽堂(千駄ケ谷 徒歩5分) |
| 2027年3月 | 舞踊公演 | 北とぴあ さくらホール(王子 駅直結) |
出典:令和8年度の国立劇場主催公演予定、東西名流舞踊鑑賞会。
初心者は、どの回を選べばいい?
最初の1回は、「お話と実演」のような解説つきの回がいちばん見やすいです。 先に話で見どころを聞いてから実演を見るので、「どこを見ればいいのか」で迷う時間が減ります。
解説のない回なら、1曲が短く、曲名がわかりやすい番組を選ぶのがコツです。番組(プログラム)を手に取ったら、曲名をこのサイトの演目のページで引いて、あらすじを3行だけ読んでおくと十分です。番組の見方は番組(プログラム)の読み方にまとめています。
能楽堂で日本舞踊を見るとき、何が違う?
能楽堂には花道や緞帳(どんちょう)がなく、能舞台の上で踊るので、舞台が近くて静かな会になりやすいです。 京阪の座敷舞(上方舞)は、もともとお座敷で舞われてきた踊りで、小さな空間と相性がよいと言われます。
座敷舞は、大きな仕掛けや衣裳の早変わりではなく、目線や手先の小さな動きで心を見せる踊りです。地唄の名曲「黒髪」のあらすじを読んでおくと、静かな舞の見方がつかみやすくなります。
国立劇場の舞踊公演は、いくらでどう買う?
チケットは国立劇場チケットセンター(ネット・電話)で買えます。 例として、2026年10月の東西名流舞踊鑑賞会は各部7,000円、学生4,900円です(公演ページ)。
ネット予約は国立劇場チケットセンターから。学生割引のある公演が多いので、学生の方は購入時に確かめてください。ほかの公演の値段の目安は日本舞踊の公演チケットの値段と探し方に、都内の公演の探し方は東京で日本舞踊の公演を見るにはに書いています。
国立劇場の舞踊公演で、写真は撮っていい?
上演中の撮影・録音はできません。 国立劇場は、カメラやスマートフォンでの撮影・録音を「一切お断り」としています(国立劇場 よくある質問)。会場が能楽堂や文化ホールに変わっても、主催公演のルールとして同じと考えて準備してください。
このサイトで次に読む
- 保名 — 2026年10月の東西名流舞踊鑑賞会でも踊られる、恋人を失った男の狂乱を描く清元の名作
- 番組(プログラム)の読み方 — 曲名・音楽・踊り手の名前の読み取り方