結論から。子どもと行くなら、子どもが踊る短い曲がある発表会か、未就学児無料・U18割引のある県支部公演が入りやすい。一曲は10〜20分で曲ごとに幕間があるので、通路側の席にして、飽きたら幕間に出る。客席では「扇が何に見えるか」を当てる遊びにすると、大人より先に見立てを当てます。
何歳から
決まりはありませんが、県支部公演で「未就学児無料」「U18 2,000円」の例(おかやま日本舞踊公演)があるように、子どもの入場を想定した会は多い。国立劇場など劇場の主催公演は未就学児の入場制限がある場合があるので、公式で確認を。教室の発表会やおさらい会は親子連れが多く、いちばん気楽です。
子どもが踊る曲を知っておく
- 『菊づくし』(長唄・目安5〜7分):菊の花笠をかぶって踊る。手ほどきや子どものおさらい会で定番。基本の型(腰・首・おすべり・袖)の見本。→ 菊づくし
- 『羽根の禿』(長唄・目安10分):正月の吉原で禿(少女)が羽根つきをする。「ひとつ、ふたつ」の数え唄が聞こえたら羽根つき。→ 羽根の禿
子どもが出演する発表会では、この2曲が並ぶことが多い。「同じ年ごろの子が踊っている」だけで、子どもの見方が変わります。
飽きさせない3つの遊び
- 扇クイズ:扇が月・波・盃・刀のどれに見えるか当てる。日舞チャンネル(日本舞踊協会 神奈川県支部)に「お扇子の見立てクイズ」の5分動画があるので、行く前に一緒に見る
- 変身を待つ:『鷺娘』『娘道成寺』は衣裳が一瞬で変わる(引き抜き)。「いつ変わるか」を待つ
- 足の音を数える:『供奴』の足拍子は所作台に響く。何回踏んだか数える
席と持ち物
- 通路側・後方の席。出入りは曲と曲のあいだに
- 音の出るお菓子の袋、ペットボトルの開閉音は避ける
- 上演中の撮影はしない(子どもの出演でも同じ。記録は教室が手配していることが多い)
親向けの一言
子どもの発表会に「うまく踊れたか」の目で行くと、親も子も苦しい。「舞台に立った」「扇を落とさなかった」「足拍子が鳴った」を見つけて、帰りに一つ言う。→ 家族が出演するとき