結論から。服装は清潔感のある洋装で十分、花は3,000〜5,000円が目安、祝儀は任意。出番の20〜30分前に着席して、撮影はせず、終演後に「おめでとうございます」と良かった場面を一つ言えれば完璧です。
服装:ジャケット、ワンピース程度で
舞踊家の梅川壱ノ介さんは「和装・洋装どちらでも可。清潔感と落ち着いた雰囲気。ファー素材は避ける」と書いています(発表会に招かれたら)。「浴衣会」と明記された会なら浴衣でも構いません。
花と楽屋見舞い:3,000〜5,000円が目安
花束は3,000〜5,000円、連名なら5,000〜10,000円が目安です(日比谷花壇のガイド)。楽屋見舞いは花や菓子など3,000〜5,000円相当で、花粉の少ない花、帰りの荷物にならないものを。渡すときは「おめでとうございます」と一言。
祝儀:任意。通常の会はチケットだけで十分
藤間恵都子教室のQ&Aは「通常の公演はチケット購入のみで十分。数年ごとのリサイタルや記念の会では一万円位〜が相場だが、あくまでも任意」としています(出典)。出演者側が演奏家や後見に渡す御祝儀とは別の話で、観客には不要です。
当日の流れ
- 番組(プログラム)で家族の出番の順と演目を確認する
- 出番の20〜30分前には着席。途中入場は曲と曲のあいだに
- 携帯は電源オフ。ビニール袋やペットボトルの音に注意
- 上演中の撮影・録音はしない(明確な許可がある場合を除く)
- 拍手は演奏が終わって踊り手が決めたとき。周囲に合わせる
終演後:評価ではなく応援の言葉を
「応援の気持ちで臨む。評価的な視点は不適切」(梅川壱ノ介)。「おめでとうございます」に、具体的な場面を一つ添えます。「笠の紐をくわえるところがきれいだった」「扇が波に見えた」のように。そのために、出番の演目を演目ページで3行だけ読んでおくと言葉が出ます。
その舞台に立つまでに
名取(流派の芸名を許された人)になるまで入門から3〜5年以上。楽屋入りは開演の2〜3時間前で、白塗り・着付け・かつらに1〜2時間。演奏家・後見・顔師・衣裳・床山が支えています。それを知って見ると、拍手の意味が変わります。→ 家族が出演するとき